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EMD

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遺伝子 EMD
遺伝子座MIM番号 300384
遺伝子座 Xq28
遺伝形式 X連鎖性劣性
疾患 エメリ・ドレフュス(Emery-Dreifuss)型筋ジストロフィー
疾患頻度
症状 X連鎖劣性遺伝と常染色体優性遺伝があり臨床症状はよく似ている。発症は通常小児期で、筋力低下は近位筋に強い。筋力低下は軽度であるのに、早期から肘、手、足関節に拘縮がみられるのが特徴。傍脊柱筋も好んで侵されるので前屈制限をきたし、脊椎強直(rigid spine)の状態を示す場合も多い。P波の消失、PR間隔の延長、接合部調律、心房細・粗動、房室ブロックなど心房内伝導障害を高頻度に認める。思春期から20歳代にかけて完全房室ブロックなどに至りペースメーカーや埋め込み型除細動器の装着を必要とする場合があり、定期的な不整脈のモニタリングが必要である。ペースメーカー等を使用すれば筋力低下は軽いので、生命予後はよい。
表現型MIM番号 310300

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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